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今年も開催「クラフト361」を歴史から紐どいてみました

昨年(2021年)大盛況に終わりましたクラフト361が、今年も開催することが決定されました!

今、飛騨あさひのイベント関係者が準備に奮闘しております。

この「クラフト361」。初めて耳にする方も多いかと思います。だって2回目の開催ですもん!基本的には知らない方ばかり!

 

皆さんクラフトはご存じですよね。手芸品、工芸品、民芸品のことです。

では361って何でしょう?答えは「国道361号線」です。直訳すると手芸品国道361号線。まだまだ分かりませんよね。

 

詳しくお話しますと、国道361号線は飛騨朝日(旧朝日村)の観光・暮らしの生命線とも言える道です。高山市内からお隣久々野町を通り、飛騨あさひを通過し、高根町、長野県に繋がる道です。この国道361号線は、昔富山県から長野県に海の幸を運ぶ際に利用された「ぶり街道」も含んでいたり、枝垂れ桜の名所も多いことからグーグルマップでは「枝垂れ桜街道」とも表示されています。

 

この361は平成8年に飛騨あさひで開催された「第51回国民体育大会 ぎふすずらん国体」を迎えるにあたり、大幅に道路が改修され、大幅に交通の便が良くなりました。秋神ダム上流地域では高山駅まで1時間近くかかっていたのが約半分の30分に短縮されるほどで、これを機に飛騨あさひは「遠くて住みにくい村」から「ほどよく離れたのどかな田舎」になりました。道が良くなっても田舎は田舎。山に囲まれた環境は変わりませんので企業進出がされるほどインパクトはありませんでしたが、当時の住民の生活は一変したことを覚えています。

交通の便が改善されたことも大きな要因となり、「ほどよく近くて土地が安い村」に変わり、移住を考える方たちにも徐々に注目される存在に変わっていきました。そのころから朝日町にIターンで住み始めた移住者が増えてくことになります。飛騨高山は「飛騨の匠」が有名で、大工、建具屋、左官屋といった職人や、手芸品・工芸品・民芸品といったクラフト事業者も多く、職人・クラフト文化が定着している地域です。仕事と住宅、やはり移住を考えるには重要なポイントですよね。職人・クラフト文化が高山市に定着していること、朝日町が程よく離れたちょうどいい田舎、しかも土地代が安い、大きくこの3つの要因で飛騨あさひにクラフト事業者が移住してくることになりました。朝日町の生命線である国道361号線を軸にクラフト事業者が住んでいることからイベント名が「クラフト361」となったのです。

 

昨年のイベントと違う点はいくつかありますが、一つはテーマが「地域全体が暮らしのショールーム」になったこと。またクラフトの集約施設として道の駅ひだ朝日村横の古民家「やすらぎ館」で様々な作品が展示されます。また、昨年より協力事業者が増えましたので、イベントとしての意味合い、伝える力、魅力が大幅にアップ。

 

コロナ禍で私達の仕事や生活の価値観は大幅に変わりました。何を生きがいにするのか、何で幸せを感じるのか、何を豊かだと感じるのか。SDGsの1つ「GOOD HEALTH AND WELL-BEING」身体的・精神的・社会的に良好な状態、心身ともに幸福度の高い状態の提案。クラフト361では自分の本質、新時代の新たな気づきに触れ合うことができるイベントです。

 

今回は飛騨あさひの歴史から「クラフト361」を紐どいてみました!イベントの詳細は公式ホームページをご覧ください!

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2022クラフト361パンフレット.pdf
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